指導者向け「子どものサッカーにおける7つの心得」

    スキー,スポーツ全般,子育て — admin @ 2013 年 10 月 16 日-8:53 AM

     

    私のFacebook上の「友達」である藤井 辰巳の10月9日の投稿です。子ども達にスキーを指導する上でもそのまま参考になる内容だったのでそのまま引用させていただきました。
    懐かしいのを見つけた。
    昔、クラブ名が「美浜南キッカーズ」だったころに、私が投稿した記事を見つけたので、改めてここに投稿します。
    ちょっと長いけど、何かの参考になればいいなぁ。

    少年期に体験するスポーツとして、サッカーはとても適したスポーツだと思います。なぜなら、ひとつにサッカーは「はじめての子供でも、すぐにゲームに参加できる」という特性があります。手を使ってはいけないこと以外には特に難しいルールがあるわけではありませんし、また、2人いれば1対1、4人なら2対2、10人なら5対5というように、人数の多少や技術の高低・身体能力にかかわらず、ゲームを楽しむことができます。

    今回は、欧州のサッカー強国であるノルウェイのサッカー協会が指導者向けに作成した、「子供(12才以下)のサッカーにおける7つの心得」(の抜粋)をご紹介します。

    1.子供のサッカーは「遊び」であり、それは「楽しく」なくてはなりません!
    子供たちが初めてピッチで行うサッカー、それは「ハードワーク」ではなく、「遊び」であるということを忘れないで下さい。(中略) そして、なによりも、指導者は試合の「結果」ではなく、子供たちがプレーを楽しむ姿に満足して下さい。

    2.子供のサッカーで最も大切なことは、仲間と一緒にプレーすることです。
    昔、私たちは公園や近所の芝生で友人と会い、サッカーをしていました。そこには楽しさ」があったはずです。現在でも大切なのは、子供たちが仲間と一緒にサッカーをすることなのです。この友情がチームスピリットを築いていくことになるでしょう。

    3.すべての子供に同じ時間プレーさせてあげて下さい!
    ベンチに座ってうまくなる子供はいませんし、誰もがプレーをしている時が楽しいのです。その一方で、誰が将来優秀な選手になるかわかっている人もいません。なぜなら「少年のスター」が「大人のスター」になることは、むしろ稀なのですから。地域のチャンピオンシップはそれ自体が目標ではありません。誰もが同じ時間プレーできるようにしてあげて下さい。誰もが先発メンバーになれるようにしてあげて下さい。いろいろなポジションを経験させてあげて下さい。誰もが可能性を秘めているのです。

    4.子供たちに「勝ち」と「負け」の両方を学ばせて下さい!
    子供たちのサッカーで大切なことは、試合でも練習でも力を均等にすることです。(中略)。「勝ち」「負け」の両方を受け入れることを学ばせて下さい。大人が「負け」を受け入れることができたなら、子供たちもそれを自然に学ぶことができるでしょう。 サッカーは誰もが勝ち、そして誰もが負けるチームスポーツです。勝てば誰もがその勝利を「自分のもの」として家まで持ち帰り、負ければそれは皆で分け合えばいいのです。

    5.対外試合よりも、クラブでの練習を!
    一般に、子供のサッカーでは試合よりもクラブでの練習の方が多くあるべきで、チームの練習以外に自分で行う練習がとても大切です。(中略)
    10歳以下の子供たちには年に20試合以下、11~12歳の子供には年間25試合以下にすべきです。

    6.子供のサッカーには、バラエティに富んだ活動が大切!
    オールラウンドなスポーツ体験は、サッカーのスキル向上に大いに役立ちます。子供たちには、いくつかのスポーツに参加するように勧めてあげて下さい。(後略)

    7.子供にとっての「楽しいサッカー」を一緒に作りあげていきましょう!
    子供のサッカーは、「またゲームをしたい」と思わせるようなポジティブな経験でなくてはなりません。そのような楽しいゲームの中でグループにおける役割や、身体面の強化を図っていくべきでしょう。大人は、子供の「誰もが」サッカーを楽しんでいるかどうかを確認してあげて下さい。
    そして指導者は常にお手本であることを忘れないで下さい。子供は真似の天才です。そして、あなたの「言ったこと」ではなく、あなたの「行い」を真似るのです。

    この中で4の「子供たちに『勝ち』と『負け』の両方を学ばせて下さい!」は見落とされがちな項目だと思います。現在のスポーツは英才教育だけが注目され勝つ事だけが求められがちです。こども達にとって負けるという悔しい思いはスポーツを越えてとても大切な経験となるでしょう。トップアスリートを目指す上でも勝ちばかりでは天狗になってしまいがちです。むかしIMGの創設者マコーマックの本を読んだことがあります。彼はゴルフではアーノルド・パーマーからターガーウッズ、テニスのロッド・レーバー、スキーでもジャン=クロード・キリーなど、さまざまな世界のトップアスリートに関わってきたスポーツマネージメント企業IMGの創始者です。彼の言葉の中で印象深いのは以下のようなことでした。「トップアスリートに共通しているのは常に現在の自分に満足しないことだ。」

    才能のあるこども達が頭打ちになってしまうのは指導者が井の中の蛙にしてしまうからかもしれません。

    Illustration by YOSHIHIRO SATO

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