人生でたった四年間しかないゴールデンエイジ

    スポーツ全般,子育て — admin @ 2011 年 4 月 18 日-12:02 PM

    スポーツの世界でも臨界期にあたる期間を重視しています。中でもマイネルというドイツの運動学者の理論は有名で、「特定のスポーツ技能の習得を始 めるのに適切な時期は9〜12歳である」と述べています。この時期は脳の神経細胞の配線がほぼ終了する時期であることから、運動系の発達のクライマックスと位置づけて「即座の習得」と呼んでいます。この期間は一生のうち二度と訪れないスキル獲得の時期であり通常の学習過程の手順を飛び越してしまうんだとか。見て考えて行動するのではなく見た瞬間に反応で技術を吸収することが出来るのだそうだ。小さな子どもが言葉を覚えるのに文法を必要としないのに似ている。竹馬や一輪車のようにこの時期に習得されなかったものは、後に習得することが難しく一方これらの神経系の成長は、トレーニングを止めてもその効果は消失しないので長期的に見て最も重要な指導時期であるという。

    特にサッカーの世界ではヨーロッパの国々において,この時期を「ゴールデンエイジ」と呼び非常に大切にしている。

    ゴールデンエイジは

    ・模倣の能力にすぐれており反復練習が効果的

    ・体力トレーニングよりも機敏さ、軽快さを中心としたスピードトレーニングが必要

    ・強さよりも正確さを要求とされる

    ・専門的な中にも基本的なことを習得させ実際の試合を観ることも重要

    ゴールデンエイジの理論は様々なスポーツにも当てはまるので参考になると思う。

    日本でも日本体育協会が長期一貫強化計画として1988年からこの理論を提唱しており各地方自治団体でスポーツエリート養成に利用しているところもある。少年野球でも10歳くらいから本格的に硬式ボールをつかうところがある。興味深いのはそれぞれの分野で活躍しているスポーツエリート達の この時代の動きやフォームである。後に完成したフォームと小学生時代のフォームは変わりがないと指導したコーチ達が以降同音に言う。この時期にあ る程度出来上がっているというのだ。イチロー、松井、ハンカチ王子、石川 遼 等々。基本中の基本ができていれば完成は目前であるということろう。

    ゴールデンエイジはこのように選手育成のターニングポイントであるがそのゴールデンエイジをより有効に過ごすためには明確な「前提条件」が必要で あるという。それが「プレ・ゴールデンエイジ」という期間である。

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