ネイティブスピーカーならぬネイティブスキーヤー?

    スキー — admin @ 2011 年 4 月 20 日-12:03 PM

    さらに続きです。

    結局、脳科学ではそれぞれの感覚器官が別々に臨界期を持っているけれど、おおむね八歳までに基本的な脳の仕組みが出来上がるという。つまり生まれてから小学2、3年生までの間に「人生の基盤」のようなものができあがり生涯にわたって能力に影響を及ぼし続けるというのです。極端な話、臨界期に豊かな環境に育てておけば、あとの環境はどんな環境に育ててもさして影響はないのだそうです。ホントかな。まぁ、それだけ臨界期が大切だということなんだろうね。確かに「はじめ良ければ終わりよし」「一時が万事」「早めのお手当が大切」等々人生長く生きると思い当たる節がたくさんあります。

    ところでこの臨界期仮説は語学の世界でさかんに取り上げられます。つまり、ネイティブスピーカー(現地の言葉を話す人)の言葉を研究すると子どもの時に自然に言葉を覚えていく過程を取り入れられないかという話になる。しかし実際はなかなかうまくいかない。それは臨界期という壁があるからだといわれる。8才までに外国語を使う環境にいる場合と9才以降に学び始める場合では決定的にその差が出るという。外国に移住した人たちでさえ、臨界期を過ぎてからでは、ネイティブのようにはなかなかなれないという。

    このネイティブスピーカーの話は雪国育ちのスキーヤーと都会育ちの一般スキーヤーとの違いと良く似ている。成人してから一生懸命スキーの練習に励んでも有名スキーヤーに指導を受けてもその差は永遠に縮まらない。雪国育ちのスキーヤー、特に競技スキーヤーはまさにネイティブスキーヤーと言える。長年のスキー指導の歴史もこのネイティブスキーヤーの解析だったようにも思えます。それではネイティブスキーヤーがそれを指導できるかというと彼らも無意識のうちに覚えた事だからどうしたらそれを伝える事ができるのか分からない。これらの事をふまえると子どもがスキーを得意な分野にするには小学校低学年までに経験させてあげると良いようです。

    前出の澤口俊之先生によると、語学において多少は幼いときから外国語のネイテイブな発音をなさる方と一緒に過ごす時間を一週間に一度でもいいですから、採る時間を持つことが望まれます。との事です。スキーに当てはめて考えれば年に何回かの雪上経験とバランスを必要とする運動をしておくのが良いと思われます。綱渡り、一輪車、バランスボール、平均台等々

    バランスは小脳がつかさどるようですがスキーの場合特に重心移動を伴うスポーツを体験できればそれに越した事はないでしょう。つまり足元が移動し重心(腰)がそれについていかなければならないスポーツです。スケート、インラインスケート、サーフィン、スケートボード、スノーボード等々。映画「私をスキーに連れてって」の中で三上博さんの吹替えを担当した中村義之君はサーフィンの名手でもありました。

    長々と聞きかじりの脳科学の話をしましたがスポーツや言語だけに限らず、芸術、音楽の世界でも役に立つかもしれない聞く話なので参考にしてみて下さい。スキーもこの期間に遊びとして始めるのが理想だと思います。

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