天才は音で表現する!

    未分類 — admin @ 2011 年 8 月 21 日-1:12 PM

    スポーツの専門家から「スポーツの天才は動きを音で表現する」と聞いたことがある。それを指導に応用した陸上の指導をテレビでやっていた。「欽ちゃんのワースト脱出大作戦」である。様々なランキングで最下位の地域の人たちにNHKが協力し「ワーストからの脱出を目指す」という内容だ。欽ちゃんこと萩本欽一さんは御年70才。この番組を「最後の冠番組」にする決意で臨んでいるという。今回はかけっこが全国でワーストな高知県の小学5年生がとりあげられた。ここで登場したワースト脱出請負人は陸上界でつとに有名な名コーチ、川本和久先生!地方の国立大学の陸上部にありながら数多くの日本記録保持者を育て上げた福島大学の教授である。結果はというとわずかな魔法の言葉でほとんどの小学生がタイムアップとなった。
    スタートの仕方など技術的に近い指導もあったが、ここで興味深いのは「ポンピュン走法」と言われる擬音を使った指導だ。スタート時は「ぐいぐい」、走行中は「ぽん」と地面を弾みながら、逆足を「ぴゅん」と前に出す。それを口にしながら走るのだ。それだけで走りが変わっていく。一見、子ども向けの抽象的な指導方法のように見えるが科学的に組み立てられたことを子どもでも感覚的にとらえられるよう工夫されている。だから結果が付いてくる。詳しくは先生の書籍やビデオも出ているのでそちらを参考にしてほしい。実際、スポーツの複雑な動きを伝えるためにはとてもたくさんの言葉が必要となる。そこで専門用語が作られる。専門用語が増えればスポーツは難しくなり楽しいものではなくなっていく。悪循環だ。「簡単なことを難しく伝える」のは易しく「難しいことを簡単に伝える」ことは難しい。ここに指導者の資質が問われる。
    スキーではどうだろう。スキー指導者も難しい専門用語が大好きだ。えてして違う分野の難解な言葉で説明したくなる。しかし川本先生のこの方法はスキーにも当てはまる。スキー指導者はおおいに参考にしたいものだ。例えば同じ急斜面のショートターンでも「シュイン、シュイン」といくのか「ガン、ガン」といくのか。実際、受け手のイメージと動きは大きく変わる。
    さてスポーツ界においては、人口の「減少率」から言えばワーストなのは我がスキーかも知れない。わずか十数年前に比べスキー人口が三分の一になってしまったことは寂しい限りである。この素晴らしきスポーツのことを新しい世代の子ども達はまだ知らない。これからはトレンドやファッションではなく純粋なアウトドアスポーツ、アスリートスポーツとして伝えていきたいものだ。

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